オキナワキノボリトカゲ:自然繁殖、駆逐か保護か−−日南市、対応に苦慮 /宮崎



この手の話を聞くと、生態系というものを考えることの厄介さが実感されますね。

生態系を保つとは、つまり「全体として」バランスをとるということですが、そもそもその全体の範囲をどのように設定すればいいのか。

地球全体として捉えるのが一番解りやすいかと思いますが、今回のように一部の地方が問題となる場合に、色々判断を迷わせる要因が出てきますよね。

今回ですと、在来種と外来種の対立がメインでしょうか…

ところで、オキナワキノボリトカゲは人には無害ということで、まだどうするか検討中ということですが、もしも有害生物だったとしたら、あっという間に駆逐の判断がされていたでしょう…怖い話です。

記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000288-mailo-l45

 沖縄や奄美諸島に生息するオキナワキノボリトカゲが日南市油津港の津の峰一帯に自然繁殖している問題で、日南市は駆逐か保護かの対応に頭を痛めている。

 市が繁殖に気づいたのは今年1月末。油津地区の住民から「見慣れないトカゲがいる。人に危害を加えたり、病気をうつしたりしないか」と問い合わせがあり、人には無害のオキナワキノボリトカゲとわかった。

 沖縄や奄美では絶滅危惧2類に登録されている希少動物。しかし、日本本土の生態系にとっては影響を及ぼしかねない外来種で、在来のトカゲやヤモリを絶滅させる危険もある。

 は虫類学者の中に「本土の生態系を守るには、狭い地域にとどまっている間に駆逐した方がいい」という意見がある一方、自然繁殖で増えてしまった以上、完全駆逐は難しいとの見方も。また「長年すみついて新たな生態系を築いたのだから、駆逐は逆に生態系を壊すことにならないか」という意見もある。

 市環境対策課の横山嘉男課長は「専門家とともに地元住民の意見も聞きながら、今後の対策を決めていきたい」と言うが、仮に駆逐するにしても捕獲して隔離するのか、それとも殺してしまうのか、規制して保護するとすればどんな法律や条例が適用できるか、判断に迷うところだ。

 幸い、津の峰一帯は、広渡川河口と油津港を結ぶ堀川運河や国道で中心街から遮断され、トカゲは“島”に封じ込められた状態になっている。しかし、うわさを聞きつけたペット業者らが勝手に“島外”に持ち出す懸念もある。現地調査した県総合博物館の末吉豊文主査は「対応策が決まるまでは、拡散を防ぐために現在の生息域から出すようなことがあってはならない。住民にも協力をお願いしたい」と話している。
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