医学、厨房に入る 「ドクターズレストラン」次々登場



糖尿病やメタボリック症候群が話題になる時代であるだけに、自然な流れなのかと思います。

糖尿病もメタボリック症候群も、薬を飲むだけで治るような性質ではなく、特に食事に気をつけねばならないということで、レストラン+医学の専門知識という組合わせはある意味必要なのかもと思います。

数年前ですと、そうしたレストランというものは客層の関係で経営が難しかったかもしれませんが、現在メタボは流行語。

CMで「未病」という言葉も出てきているくらいなので、今後ますます流行するのではないでしょうか。

ヴェジタリアンの流れと合流すれば、結構大きな市場になるかと思われます。

記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000070-san-soci

 ■糖尿病患者も安心 435キロカロリーのフルコース

 ■医師ら協力、健康メニュー

 医学的根拠に基づいて医師や専門家らがメニュー開発にかかわった「ドクターズレストラン」が各地に誕生している。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)改善、老化予防…。味や盛りつけにこだわったおいしい料理を食べながら、病気の予防や健康管理につながる新タイプのレストランだ。(中曽根聖子)

 7月にオープンしたばかりのイタリアンレストラン「ジャッジョーロ銀座」(東京)。世界最古の薬局として知られる「サンタ・マリア・ノヴェッラ」(イタリア・フィレンツェ)の協力で予防医学や自然治癒をコンセプトに、ハーブの薬効を生かした料理を提案する。

 この季節のお勧めは「骨付き仔羊の炭火焼き」。店を運営するティサネリア東京の山野エミールさんは、「食欲増進作用のあるタイムや血行促進作用があるとされるマジョラムを使用しているので、夏バテ気味の疲れた体にぴったり」と説明。「今後は医師のアドバイスも受けながらメニュー開発に取り組みたい」と話す。

 大阪市には昨年7月、全国初の糖尿病食専門レストラン「知食(ちしょく)旬菜ETSU」がオープンした。糖尿病患者は全国で約250万人、予備軍は数百万人ともいわれる。店を経営するガイアのオーナー自身が糖尿病で入院した経験から、食事制限が必要な患者にも「安心しておいしい食事を楽しんでほしい」と、カロリーや糖質、塩分を控えつつ味もボリュームも満足できるよう約20人の管理栄養士が工夫を凝らした。

 メニューは約100種類。ローストビーフやエビの天ぷら、血糖値を下げる働きがあるとされるゴーヤの土佐あえ、血圧を下げる働きがある小豆の煮物などを盛りつけた弁当(1344円)はわずか484キロカロリー。

 「当初は糖尿病患者が多かったが、ダイエット中の女性やメタボが気になる男性客にも好評」(ガイア)で、来店客は1日約200人に上る。今後は全国に50店舗を展開する予定だ。

 マタ、仙台市のフランス料理店「ラ・ペ」の夏用「ドクターズメニュー」は、前菜2皿と肉、魚、デザートのフルコース(5500円)が435キロカロリーと超低カロリー。

 これら各地に広がるドクターズレストランの先駆けとなったのが東京・秋葉原の「東京フードシアター5+1」だ。老化研究の第一人者、白澤卓二・順天堂大学大学院医学研究科教授らとシェフが共同で開発した、認知症や骨粗鬆(そしょう)症、メタボ予防のメニューが人気。生活習慣病予防を掲げる「ニンジン・リンゴ・クルミのサラダ」(950円)は抗酸化作用がある5色の野菜が色鮮やかな一品だ。

 医学的根拠や研究に基づいた体に優しくおいしい料理の数々。不摂生な生活や増え続ける体重が気になる現代人にとっては“救世主”ともいえる存在だ。同店はキッチンでシェフが調理法を教えるミニ料理教室も開いており、白澤教授は「レストランで食べるだけでなく、食材やレシピを参考に家庭での食事に生かしてほしい」と話している。

 同店を運営する新産業文化創出研究所では今後、大学病院やさまざまな分野の専門医と連携したメニューを開発、社員食堂や外食産業に提供していく考えだ。同社の桜美彰太さんは「いずれは一人一人の体調に応じたドクターズ料理を提供できるようデータを蓄積していきたい」と意気込んでいる。
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