科学技術の恐ろしさ?



科学技術の進歩がここまで来たんだなという驚きと共に、一種の怖さも感じざるを得ない記事でした。

卵子のみからマウスが生まれてくるなんて、通常はあり得ないと考えがちですが、遺伝子操作によってそれが可能になってしまった。

そうなると、オスの存在意義って何?などと考えざるを得ず、少々怖い気がします。マウスもヒトも哺乳類。ということは、技術が進歩することによって人間にも応用できると考える方が、素直な考えですよね。まあ、すぐに実用できるようになるとも思えないのですが。

不妊治療に応用するなどの利用法がこの技術がオーソドックスな使われ方かもしれません。ただし、Y染色体が関与しないとなると、生まれてくるのは皆女性ということになりますよね?

体外受精の際に問題となる「選択に関与」という点もそのまま受け継いでいますし…

ところで、記事にもあります「なぜ雌雄による生殖に進化したのか」という問いには非常に興味があります。多様性をもたらすためという答えから一歩深めた答えが出てくるのを楽しみにしています。

記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000019-jij-soci

 マウスの子を雄の関与なく、卵子だけから誕生させることに2004年、世界で初めて成功したと発表した東京農業大の河野友宏教授らが、この遺伝子操作技術を改良し、正常な成体まで成長する割合を0.5%から約30%まで高めた。米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に20日発表した。成功率は体外受精に近く、実用的な水準とみられる。

 人間を含む哺乳(ほにゅう)類は通常、魚類や鳥類と異なり、子が卵子だけから生まれる「単為(たんい)生殖(単為発生)」は起きない。研究成果は、なぜ雌雄による生殖に進化したのか、その理由の解明につながるとともに、優秀な雌が必要な乳牛などの効率的繁殖に応用が期待される。

記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000501-yom-soci

 精子なしで卵子だけを使って、40%以上の高い確率で子マウスを誕生させることに、東京農業大の河野友宏教授(動物発生工学)らが世界で初めて成功し、20日の米科学誌「ネイチャーバイオテクノロジー」電子版に発表する。

 生殖に雄が要らない「単為発生」と呼ばれる技術で、雌雄を決定する精子がかかわらないため、雌のマウスしか誕生しない。河野教授らは2004年に、哺乳(ほにゅう)類では世界初となる単為発生マウス「かぐや」を誕生させたと公表している。

 遺伝子改変を伴うため、ただちに人間には応用できない。だが、マウスの体外受精に匹敵する高い確率で子マウスを誕生させたことで、男性なしでも人類が子孫を残していける可能性がより現実味を増し、生命倫理での議論を呼びそうだ。
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